Notice (8): Undefined variable: Link_HTML [APP/webroot/Template/GetLink.html, line 115]
ウィルスの感染経路は先ほどの述べた通り、3つのパターンが考えられます。
最大の感染である母子感染を遮断するために、母乳の授乳期間を6ヶ月以内にすると優位に感染のリスクが下がることが報告されています。
九州地方の中でもキャリアの方が多い鹿児島県、 宮崎県、 長崎県では断乳または3ヶ月以内の短期授乳が奨励されています。
また、生きた感染細胞が赤ん坊に接種されなければ良いことに注目して、母乳をいったん加熱処理や冷凍処理してから母乳を与えることも感染防止になります。
2番目の夫婦間感染は微妙な内容であり、対策を採りにくいと思われます。
ATLの発症には、40-50年の潜伏期間があり、成人してからの感染の 多くは発症に至らないといわれており、現実はほとんど放置されています。
しかしHTLV-1の感染力はとても弱いので、コンドームの使用で充分防ぐことは 可能です。
3番目の輸血に関しては、日本赤十字社血液センターが1986年より、抗HTLV-1抗体のスクリーニング検査を実施したことで、ウィルス陽性 の血液を使用しないようになりました。
このような努力により、ATL高発生地区の鹿児島県における50歳代の抗HTLV-1抗体陽性率は15%でありまし たが、世代が下がるにしたがい抗体陽性率もさがり、 現20代(まもなく母親となる人々)のそれは3%以下です。(平成8年鹿児島県血液センター調べ)。
以上のように、HTLV-1の感染には、生きているT細胞と感染T細胞が接触したときに成立します。
ウィルス感染細胞の感染力はとても弱く、乾燥・熱・洗剤で簡単に死滅します。
従って、洗濯やお風呂、食事などの一般的な生活で感染することまずないと考えてよいと思います。
ご自身の感染が気になる方は、近くの医療機関または保健所等で血液中に含まれる抗HTLV-1抗体の測定をされることをお勧めいたします。
このことは自分の身を守るとともに、他人を守ることにもつながります。