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成人T細胞白血病(ATL)は化学療法剤に極めて抵抗性が高いことがわかっています。 初回治療時に化学療法剤を多数組み合わせて投与するCHOP療法やLSG15療法で、一時的に寛解します。しかし、ATLは薬剤耐性を得て再発、平均生存期間13ヶ月、2年生存率31.3%をいう状況です。化学療法剤だけでは長期生存が望めない状況のために、ウィルス感染が原因でない白血病で治療に用いられている造血幹細胞移植を、ATLに治療に応用しようと試されている施設も見られます。
さらに最新の治療方法として、本来ヒトが持っている自然治癒力を最大限に利用する、細胞免疫療法が注目されています。
この療法の利点は、化学療法剤や放射線治療に見られる副作用で治療施設のベットに横たわったままということなく、働きながら治療を受けることも可能なほど副作用の少ない治療法です。
注) 寛解:病気が一般的な意味で完治しなくても、臨床的に「問題ない程度」にまで状態がよくなる、あるいはその状態が続けば「寛解した。」と表現します。